たいよーさん

有村架純の撮休のたいよーさんのレビュー・感想・評価

有村架純の撮休(2020年製作のドラマ)
4.6
全話愛おしく、終わらせるのが嫌で長々と観たが、全て観終わった…笑
8通りの撮休は個々の設定からして個性があり、絶妙に異なる色が出せる彼女の才能を再確認。同時に、監督と脚本が投影したい姿が滲んでいて面白い。

以下、好きな作品たち。
3話
細くくびれたウエストに、公私とエコーが滑る人間ドック。
不安そうに受ける顔、距離感に困る監督との遭遇。元カレと交錯した想いの答えを知った心境。どこを見ても骨抜きされた様な内容は、なんだか観てて居心地が悪い。
架純好きな私特有の問題だろうか。笑

4話
「死ぬほど寝てやろう!」から始まる遊園地デートと、奇妙な夢の話。
今は亡きとしまえんを架純氏と擬似デートするような、この幸福感。そこから落とす、夢ならではの自在なギミック。追体験するような冒険劇で結構好み。
大きい独り言と鼻歌、ずっと聴ける。

8話
待てない架純と待つ男。バッセンで潰した退屈と静寂の先には…。
序盤に撒かれたユーモアと終盤に来る感動の一塩。三浦直之氏の脚本は『サマーフィルムにのって』でも感じた伏線とユーモアのさじ加減が絶品で愛くるしい。最終回はまさにサヨナラホームラン。
たいよーさん

たいよーさん