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池袋ウエストゲートパークのぴすのレビュー・感想・評価

池袋ウエストゲートパーク(2000年製作のドラマ)
4.5

池袋駅の西口と東口で対立するカラーギャング同士と、群れる事を嫌がりどちらとも付き合いはあるものの属さない主人公のマコト。
マコトを中心にカラーギャングの抗争、援助交際、風俗、覚せい剤、レイプetc.....2000年の不景気な日本が抱える若者を取り巻く社会問題がテーマで、笑いもあり考えさせられることもあり楽しめた。

出演者が窪塚洋介や長瀬智也、高橋一生、佐藤隆太、ごくせんに出ていたクマ、山下智久、矢沢心、加藤あい、と懐かしいメンツばかりだし

映画「TRICK」や「SPEC」監督の堤幸彦さんが監督とチーフ演出、と脚本は今回がドラマ初の宮藤官九郎さんがタッグを組んで創り上げた映像は小説から入ったタイプでも楽しめた。

ゴリラの回はオペ済FTM(性同一性障害)を、他では解離性同一性障害、LD(学習障害)など当時としては認知度の低い精神障害領域のテーマも扱っていて原作者の石田衣良は先見の明があるのだなぁ、と思った。
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