こーへー

カルテットのこーへーのレビュー・感想・評価

カルテット(2017年製作のドラマ)
4.7
運命?偶然?いや、運命。

音楽ドラマ?サスペンスドラマ?いやカルテットは人間愛に溢れたドラマだった。人は誰しも白黒で分けられなくて、グレーの中を彷徨ってる。みんな何かが欠けてて、でもその欠けた部分があって泥臭く生きてるからこそキラキラ輝いてみえる。そう思えた。
同性でも異性でも愛ってめんどくさい。愛がなかったらすれ違いなんて起きないし、ちょっとしたことで悩むこともなくなる。でも愛がなかったら失う思い出も一体いくつあるのかなってふと考える。

ドラマを通してQuartet Doughnuts holeのメンバーの過去を知って、たわいもない日常を覗いて、お互いが助け合う姿を見守ってきたからまきさんが「ちょっとトイレに行く」場面は涙が止まらなかった。前日のたわいもない暖炉の場面は嬉しいのか悲しいのか分からない涙が溢れてきた。

Quartet Doughnuts holeの日常はこれからも続くし、それぞれ秘密もまだあって、問題も起きるだろうけどそれでも彼らは人生やり直しスイッチは消して押さないだろう。彼らの溢れた好きって気持ちに嘘はないから。
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