未来を夢見ず心を閉ざして生きてきたリ・ジョンヒョクと、
家族からも愛されず、人を信じず孤独だったユン・セリが
出逢ったことによって、愛を知り、一緒にいる未来を願う姿が本当に胸をしめつける。
最後3話は2人が涙を流す度に切なさが爆発し、感情が追いつかないほどだった。
好きなシーンは本当にたくさんあるけど、特に北朝鮮での日々が好きで、2人が互いを意識しだす4話が最高に好き。
祝賀会に向かったセリを、ジョンヒョクが偶然を装い自転車で迎えに行き
2人乗りして、帰る帰り道。
帰って、中隊員たちと貝のバーベキューをしている時に、セリを度々チラ見するジョンヒョクの視線と表情。
次の日、カフェに行きたいと口にしていた二日酔いのセリに豆から煎って珈琲を淹れてくれ、そのお礼にと、指でハートを作ってあげるセリ、その意を中隊員に確認し戸惑うジョンヒョク、、、
そしてラストはアロマキャンドルの名シーン。
2人の気持ちが動きだす様子があまりに自然で必然的で終始胸キュンだった。
特に、全話をとおして、中隊員たちとセリが楽しそうにしているのをいとしげに眺めるジョンヒョクの眼差しが好きだったなぁ!
いや〜もうこれは、無類の映画やドラマ好きの私の中で突然不時着したno.1と言っても過言ではない作品になった。
お互いがお互いをこれほどまで大事に想う気持ちに胸が締め付けられ、心から羨ましいと思った!
出てくる登場人物みんな最高で
第5中隊のみんな、マンボクさん、村のおばさまたち、クスンジュンとダンの話ももちろん泣ける。
でも何よりも、
劇的でドラマチックな話なようで、
つい隣の国で、38度線という、実在する境界線を元に描いた話だから、余計にわたしたちの好奇心を沸き立たせ、惹きつけ、夢中にさせ、感動させる。
こんなにも観たあとも余韻に浸り、誰かを愛し愛されたいと思って止まないものに、この先また出会えるのかなぁ。