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愛の不時着のayapanのレビュー・感想・評価

愛の不時着(2019年製作のドラマ)
5.0
愛の不時着ってタイトルがもう古臭いし、
そもそも韓国ドラマはあまり観ない!と、意地を張ってましたが、あまりに人気なので気になってしまい。
そして見始めると・・・激ハマり。1話が80分近くあるのが難だけど、観れちゃう。
まぁ、愛は国境を超えて・・・的な。なんだか古典的なテーマなんだけど、舞台に北朝鮮がでてくるのが新鮮。
北朝鮮の人々の暮らしって、なかなかお目にかかることなくて、どこまでリアルかはさておき、非常に興味深かった。
北朝鮮の人々の描かれ方も、純朴で温かくてユーモアあって、ほっこりするシーンばかり。
軍事支配の怖さは多少あれど、独裁政治下で洗脳されているイメージではなくて、なんかほっとする。

つつましい暮らしなんだけど、麺を粉練るところから調理してたり、
庭で貝焼いて食べて、殻の中に焼酎入れて飲むの、あれ良かったなぁ。
珈琲豆を炒るところからやって淹れてくれた目覚めのコーヒーなんて最高すぎる。
日常的におこる停電時のろうそくのか細い光、
日暮れ時の市場で不安な気持ちになったとき現れる彼とアロマキャンドルの光、
寒空の下の野宿に体を温めてくれる焚火の光、
やばいやばい、やばすぎる、光の演出!


セリが、瀕死のリ中隊長を病院まで運ぶ際に、「私の好きな映画はマッドマックス怒りのデスロードよ」と言いながら
爆走していくシーンもだいすき。そのまま輸血しちゃうのもオマージュかね。

後半、舞台が韓国にうつると、セリの上層階級ぶりがあらわに。
セリの赤いレンジローバーイヴォークかっこいいなぁ。あんなの乗り回したいなぁ。
リジョンヒョクがヘッドセットつけてゲームにはまっちゃってるのは可笑しかったわー。
可愛すぎてまじでずるい。

コメディ部分を担う第五部隊のパートはだいすき。
韓国ドラマ好きの隊員おもしろすぎる。

韓国俳優を全く知らない事が、先入観無く無く観れたのも良かったのかも。
つまり、もうヒョンビンの作品はあまり観たくない気分になってる(笑)

しかしリジョンヒョク中隊長がまじでかっこよすぎて、こんな人世の中にいるのか問いたい(笑)
背も高くてがっしりしてるのに、あの繊細な表情、たまりません。完全にロス。
韓国でスーツ着こなしてるリジョンヒョクより、北朝鮮にいるときのリ中隊長のが好み。
う~ん、憎い!38度線!!
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