政敵であるカン家の息子イェランと駆け落ちしようとしていたチョンソルだったが、父ギチョルが逆賊の汚名をきせられ惨殺されてしまい、自分も闇市の人身売買にかけられてしまう。しかし、そこで父の友人であるグッコムに拾われ、グッコム率いる武闘集団アンシンジョンのメンバーとなる。そして、チョンソルは父の復讐を胸に武闘の訓練を始めるのだった。

復讐心から、アンシンジョンとしての計画に背き、父を殺した張本人であるぺ別将を殺してしまったチョンソル。しかし、ぺ別将は手先に過ぎず、真の敵は国家を陰で操る「十二支神」だということを知る。そしてその後、ムン・イッギョムと内官が王の殺害計画について話しているのを偶然聞いてしまうのだった。

王の命令により十二支神の一人ムン・イッギョムを暗殺したアンシンジョン。その後、捕らえられていた情報屋イ・ミョンファを救い出すことに成功し、十二支神の名簿の在りかの手がかりを掴むのだった。そんな中、王は、十二支神に命乞いして生きることを恥じ、自ら命を絶ってしまう。

アンシンジョンは、さらに十二支神のキム・パンゴンを暗殺する。その事実を知った残りの十二支神たちは徐々に警戒態勢に入っていく。そんな中、グッコムたちは闇市場へ少女を売り飛ばしている者を突き止めた後、少女たちを全て買い取り、敵の組織に近づいていくのであった。

グッコムは太平館に入るため、キム内官からのイェラン暗殺の任務を受ける。しかし、同時にアンシンジョンの目的を果たすためには、イェランを生かしておかなければいけないことも分かっているグッコムはミョファの蘇生術を使い、何とかその場を凌ぐ。その後、太平館に入ることに成功したグッコムたちは、暗殺のためチョンソンを遊女としてジャチュルに近づけるのだった。

ジャチュルを殺した罪に問われたチョンソルは牢獄に入れられてしまう。そしてチョンソルを救いたいイェランは己の信念を捨て、偽りの報告をするのだった。そんな中ミョファは、接近していたキム内官に遊女であった過去を知られてしまう。また、謎に包まれていたミンの過去も徐々に明らかになっていき…。

武器商売の情報を手に入れたグッコムたちは鍛冶場を買い取り、ソン・セジュンの抹殺と武器製造の作戦へと動き出す。ソン・セジュンはその昔、オソンの両親を殺した者でもあった。一方ミョファは自分が思いを寄せているミンの気持ちがチョンソルの方に向いていることに胸を痛める。同時にイェランもチョンソルとの関係が従事官と遊女という関係になってしまったという事実に耐えられずにいるのだった。

これまで十二支神の仲間を装っていたカン・スンウォンだったが、突如、武器密造の罪でイ・チャスとソン・セジュンを逮捕する。しかしソン・セジュンが父の事件の真相を知る人物だという理由から、チョンソンはセジュンの逃亡を手助けするのだった。また、グッコムとスンウォンの過去の関係も明らかになっていき…。

父の事件の黒幕がカン・スンウォンであることを知ったチョンソルは彼の屋敷に向かう。しかし、そこでチョンソルはイェランと剣を交えることになってしまうのだった。イェランが突き出した剣がチョンソルの体に刺さると同時に、顔を隠していた布がチョンソルの顔からとられる。そしてイェランは、倒れるチョンソルを抱きかかえながら、空に向かって叫ぶのだった。

治療中のチョンソルの元に刺客たちが襲い掛かるが、ミンとイェランが協力し、それを阻止する。その後なぜかミンは、生き残った刺客を追いかけていくのだが、その先で自分の父をよく知る十二支神の一人パン・シギュンと出会い、自分の父も同じく十二支神の一人だったことを知るのだった。

ミンをかばい、身代わりとなったミョファは死んでしまう。一方、逃げたパン・シギュンに甥がいることを知ったグッコムたちは調査を始める。その時、偶然にもその人物が闇市場の商人の顔馴染みであることを知り、後をつけ、パン・シギュンの居場所を突き止めようとするのだったが…。

パン・シギュンを追い詰めたと思ったグッコムたちだったが、逆に罠にはめられ、ピンチに陥ってしまう。その時そこに、姿を消していたミンが現れ窮地を脱する。しかし、アンシンジョンにもじりじりと敵が迫ってきていた。そして、パン・シギュンは殺された父を利用し、ミンに復讐の心を植え付け、イェランを殺させようとするのだった。

グッコムたちはついに十二支神の最高権力である“ご隠居”と呼ばれる人物と相対する。しかし、実際は“ご隠居”などという人物は存在せず、権力者たちが作り上げた虚像であることを知るのだった。そして、十二支神を滅ぼすという行動も、己の罪悪感を消すためだけのものだったのではないかと後悔するグッコムに、大義のためなら犠牲も厭わないというスンウォンが立ちはだかるのだが…。