生まれた時点で白人は特権がある。それを気づいてない、気づけてない自己中心的なエレナ。
見てて目を背けたくなるけど、絶対に背けてはいけない弱者が日常的にされている差別や仕打ちを見て見ぬふりをするか、それとも、保身のためにその弱者をせめるか、それか人権を求めるために声を上げるか。
(このドラマでいう弱者は黒人や女性、アジア人、LGBTなど)
あまりにも悲しい事実や格差が浮き彫りになる今作だけど、最後の子供たちが自分たちで声を上げて、自分たちの世代からかわってこうと燃やす行為(しかも母をちゃんと助ける)と最初から最後までイジーの行動力は視聴者に希望を与えてくれる。そして、ひたすら空虚な空ハッピー野郎としてでてくる主人公の、エレナ。この人がなぜこういう行動をしたり、子どもに思想を押し付けるようになったか、女の育児関連の呪いも、紐解かれていくので、一重にエレナばかりを責めることはできない。火事を一番最後に知り遠くから眺めるパパも間抜けすぎるとそれもまたリアル。
ドラマとしては、そこで終わるのかというシーンで終わってしまうので、その後彼女たちがどうなっていくか少しでも垣間見れたら嬉しかったなぁ