ウンダノのコロコロした喋りに誘われて、ハルの語りだしの沈黙と眼差し、それに続いてなんとも言えない笑顔がみれます。一連の流れはまるでクラッシックの一小節のようでした。彼の持つ上質感に脱帽です。
ステージとシャドウ、自我をもつこと、死ぬことの意味、そんな哲学的命題を内包した、でもそんな事は御構いなしのファンタジーとして楽しめました。
後半は、A3の面々の心模様が織りなすエピソードがいくつかあって、とくにギョンの心理は演歌でした。彼を丁寧に描いたことでドラマらしくなって、まとめた製作陣の苦労が感じられました。