最後まで見ました。疲れました。
全編通して流れるどうしょうもない孤独感と救いのない（ファンタジーでは有るが）現実を脳裏にトラウマに近いかたちで植え付けてくる様な作品です。
真正面から直視すれば、空虚で退屈な作品、逆に言うと非常に哲学的な意欲作ではあるのかもしれません。
そもそも最後まで見ることができる人間は多くないと思います。（完全な主観ですが）
話が進むにつれて点と線が繋がっていくものの、寄り道が多く往々にして解決には向かいません。
ストーリーの行間を読め、ココロと時間に余裕がある方がご覧になれば、感じるものも有るとは思いますが、けっして気持ちの良いものではないでしょう。
古いフランス映画を見る様な気持ちでごらんください。
