コロナで韓流の扉を開いて4年目、
『応答せよ』シリーズから粛々とみ続けて、ついに『賢医2』まで到達いたしました…!
誰かひとりを主人公に自己中心的に世界が回るのではなくて、ある一群とその家族、仲間…、と派生的に登場する人物たち一人一人の身に起きることを等価にクローズアップして、その言動が時間差で描かれることで、誰かが気がつかない影では、ほかの誰かがそっと見守っていたり、泣いたり、相手を思いやったりしていることが観る側に明らかになり、人生の悲喜こもごもがハーモニーのように浮かび上がっていく。
それがまさにバンドとライブ演奏そのものだし、だから賢医シリーズはシンウォンホPDの作品集大成なんだろう。
前回は刑務所、今回は病院、
図らずしも急に飛び込んでしまう人生の異空間。
どんな苦境にあっても、自分はいいから、大事な人にはあたたかいものを食べてほしい。満たされて幸せでいてほしい。その芯となる気持ちがあれば乗り越えていける。
私にとってシンウォンホPDニムは、恨んだり叫んだりなじったり泣いたり激しい人達にちょっと引きながら観ていた韓国ドラマの概念を変えて、…なんだ、韓国人も私達となんも変わらないんだ、誰かを愛する優しい人達なんだと思わせてくれた革命的ドラマ人生の開祖です!!
こどもの臓器移植とかあってなかなかしんどかったけど、いい人生ドラマでした。
あと個人的マイベストはやはり応答せよ1988です。