もね

花様年華-人生が花になる瞬間のもねのレビュー・感想・評価

3.3
ユジテとイボヨン主演で、
過去の初恋を演じる二人も可愛らしい。

が、
ストーリーが進めば進むほど不快になる。

初恋同士でキラキラした青春。
再会したとき、
ジスはシングルマザー、
財閥令嬢を妻に持つジェヒョンは義父の代わりに入った刑務所から出所したばかり。
そして、子供同士はいじめの加害者と被害者。

ジスが貧乏で、
仕事もなくて、
不仲の実父は認知症で、
ジェヒョンの前から姿を消した理由が判明したり、
辛いですよ?可哀想ですよ?

でももう初恋の相手を一番に気にかけるのは違うよね?例え、夫婦仲が悪いとしても。
初恋相手になんだかんだ頼るのも違う。

どんなに初恋相手じゃないとしてもお互い、結婚した時はその人と人生を歩もうと思ったはずなのにそれは初恋の前に無くなっちゃうの?
ジスの元夫とジェヒョンの妻が気の毒過ぎる。

むしろ悲しげな顔だけして佇んでるだけのジスに次第にイライラ。
初恋をどんなにキラキラと演出したって意味ないんだよ〜!と。

離婚すると決めたのに生活用品やらピアノやらアクセサリーやら贈りまくってるけど、その財源は妻の実家ですよ?
母親が具合悪いからって同級生の父親でもあるのに不倫相手に連絡するか?息子よ。

人の夫と会っておきながら「私は正しいことをする」と言うジスの行動に何一つ共感できないし、
むしろエキセントリックなジェヒョン妻に共感してしまう。

ユジテの作品だから楽しみにしてたのに、がっかり感が凄い。

そしてエリックの元カノと気づかないくらい顔が変わっているイシヨン。とてもイボヨンと同じ歳には見えない。

95年公開の「ラブレター」が93年の韓国で観らたなんて凄いね!なんてな!
もね

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