台詞回しは確かに。
でも何か足りない印象。
人物描写の掘り下げがあっさりしてるのかな。主役2人も含めて、すべての登場人物の性格や行動が、台詞で説明されているように感じる。
この人はやっぱり、連続ドラマか密室劇が得意なんだな。2時間もののサスペンスではない。
秀逸な表現はたくさんある。
ほぼ台詞だけど。
話したいことの最中に、別の話題が時折はさまり、会話の流れが横道に逸れる、でもしっかり本筋に戻る。
伝えたいことを、別の形で表現する。
人生における選択肢の選ばなかった方を、スーパーのレジの並ばなかった方に。
ああ、あっちのほうが良かったな。
誰しもが思うこと。
こういった、普通の人がサラッと流すことを、一つの主題として提起している点は、さすが坂元裕二。
しかし、なんかな
この2時間の尺の問題か
テレビ局の問題か
演出が役者にフォーカスしてないからか
刑事事件と男女の仲という二つの筋が走っているからか
集中できない
この人自体、新しいものが1番面白い、と言っていたのに、なんだかな
うーん、、、、全く新しくない。
二番煎じ感が強い。