rokurot

スイッチのrokurotのレビュー・感想・評価

スイッチ(2020年製作のドラマ)
2.8
台詞回しは確かに。

でも何か足りない印象。
人物描写の掘り下げがあっさりしてるのかな。主役2人も含めて、すべての登場人物の性格や行動が、台詞で説明されているように感じる。

この人はやっぱり、連続ドラマか密室劇が得意なんだな。2時間もののサスペンスではない。

秀逸な表現はたくさんある。
ほぼ台詞だけど。

話したいことの最中に、別の話題が時折はさまり、会話の流れが横道に逸れる、でもしっかり本筋に戻る。

伝えたいことを、別の形で表現する。

人生における選択肢の選ばなかった方を、スーパーのレジの並ばなかった方に。

ああ、あっちのほうが良かったな。

誰しもが思うこと。

こういった、普通の人がサラッと流すことを、一つの主題として提起している点は、さすが坂元裕二。

しかし、なんかな

この2時間の尺の問題か

テレビ局の問題か

演出が役者にフォーカスしてないからか

刑事事件と男女の仲という二つの筋が走っているからか

集中できない

この人自体、新しいものが1番面白い、と言っていたのに、なんだかな

うーん、、、、全く新しくない。
二番煎じ感が強い。
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