このドラマの描き方かもしれないけれど、もうこれは、弁護士コクランがこの裁判の知名度を利用して、自分がやりたかったことを成し遂げたっていう話だった。
これで差別問題に一石は投じたが、人種の溝は深まって、被害者はないがしろにされた。
一方でマーシャもメディアに晒されて、女性として容姿やなんかをバカにされ続けたり、母として男性と同じように働く難しさも観ていてつらすぎて。
そういう女性の立ち位置から、メディアの報道、感情に流される陪審員制度の危うさ、いまの日本にも通じる色々な問題提起をされた気持ちになって、ずどんとくるドラマだった。