このレビューはネタバレを含みます
○○妻のスタッフが集結し、遊川和彦脚本、柴咲コウ主演のドラマ。
10歳の頃事故にあった主人公望美が25年ぶりに昏睡状態から目覚めた所からドラマは始まる。
ドラマの設定や悲壮感漂う物語に第一話は興味をそそられたのだが、10話では長かったと思えるぐらい同じような話が低速飛行で進んでいたので、見ていて疲労感を感じてしまった。もう少し登場人物の望美以外の人物たちの成長がドラマの進行の中であれば良いと思うのだが、ある意味純粋な望美以外はそれまでの経過した時間をすぐに変えられるほどのスピーディーな成長は出来ないということなのだろう。現実的な話で何を伝えたいかもわかった。ただ、個人的にはそこまで見て満足感を得られる内容ではなく、ハッピーエンド的な終わり方なのだが、母親を救うことが出来なかった時点でバッドエンドと言っても差し支えない、何とも空しくなるドラマである。やはり遊川和彦脚本を見る時はそれなりの覚悟が必要である。
役者陣と主題歌のKing Gnuは素晴らしかった。