※この感想は私の覚書なのでコメント不要です※
毎話革命を起こしてて、このまま大傑作の同性愛者のドラマになるかと思っていたのに最終話で崩れ落ちてしまった。
日本で同性愛者が幸せになって終わるドラマは少ない。
まず映画にしろドラマにしろ、同性愛者であることを明確に描写されないので、そこからやらなくちゃいけない。
私はてっきりこのドラマが最終話でキスして終わるのかと思っていたらそんなこと無かった。
沢山の革命を起こしていただけにラストシーンをオシャレに見切れて終わるなんて……。
私は恋愛ものが得意じゃないので、必ずしも身体的接触をしろとは言わない。
言わないが、身体的接触をすることで明確に「これは恋愛の話です」と証明することが必要だと思う。
なにしろ、日本にはまだまだ同性愛者がいることを可視化できていない後進国なので。
日本のドラマだからこそ、明確に「これは同性愛者の物語です」と示すために、ラストシーンはキスをして終わる必要があったと思う。
視聴者の想像にお任せします、なんてのはもう古い。
Twitterで、「別にキスしなくても分かるし、私達が求めているのはAVじゃないんだからあのラストシーンを支持する」と見当違いのリプライを貰ったが、私からしてみれば、結局明確な描写を避けた演出（柘植と湊は違うが）で上手くまとめあげたその辺のドラマと変わらないドラマだと思った。
日本のドラマで革命を起こしていたのに、最後の最後で胸を張って推すことはできないという結論に至ってしまったことが悲しかった。
