最初に見た時も良いですが、2回目、3回目と見た時の方がより楽しめる作品です。
ヒロインのウンタクの屈託のない笑顔が可愛い。不幸な境遇となりながらも、目の前の人生をただ精一杯生きてきた女の子の強さと切なさがハッとするほどリアルに演じられています。雨の朝に傘がない、というシーンでは、彼女の孤独が昨日今日で訪れた絶望的な不幸ではなく、その日常にずっと潜んでいるものであったことが象徴的に表れていると思いました。
ウンタクだけでなく、トッケビの乾いていながら温かい眼差しも素敵すぎる。サニー姉さんはかっこよく、一番好きなキャラクターでした。ラジオに送られた手紙には涙が止まりませんでした。
音楽も映像もとても印象的で、トッケビと死神のコミカルなやりとりも最高。
あの非現実的な設定でも普通に見れてしまう、感情移入できてしまう力量は、韓国ドラマの凄いところだと改めて思いました。