危険なビーナスのゆのネタバレレビュー・内容・結末

伯朗の心優しいばかりに揺れがちな性格、蔭山さんのヒロインになれない役回り、勇磨の世渡り上手感…。どの登場人物も皆、最高だった。楓さんの牡蠣の発言が、ちょっと気が付いて欲しくなっちゃっての匂わせだったらエモかった。最後の蔭山さんの口をきゅっと結んだ表情が忘れられない…。切ない…。

ミステリーは終わりにがっかりしがちだけど、こんなにスッキリしたのは初めてで、本当に観て良かった。でも、どうして康之介はまだ子供だった明人に全てを遺そうとしたのか。それは分からなかった。