FBIが最大の予算と人員を投じて捜査したローンウルフ爆弾魔と、追うプロファイラーを軸に描いた実話ベースドラマ。
高IQの凶悪犯・孤独と攻撃性・捜査と心酔といった、追う側追われる側のインサイドアウトもしっかり入っていながら、生い立ちや経緯の時系列をリフレインしていく手法でめちゃスリリングな展開だったし、観た後考えることが爆増。
昨今、声高な「多様性」に理解不能な（もしくは理解したくない）パーソナリティは包摂されているのか。
不幸・不運が起きても、凶悪犯にならない人もいる。
ヨブ記の現代的現れとは、、、、
血縁外の繋がりを描く映画もあれば、血縁が呪いになってしまったり、自分の才能自体が自分を苛んでいる姿を描く映画やドラマもある。
クリアにならない、正解が無いからこそ描かれるドラマは暗鬱でも、明快でも観ると必ず心に留まり作用し続ける。
近似域に「ゾディアック」「暗数殺人」「ジョーカー」、なんなら「マンチェスター・バイ・ザ・シー」「天国と地獄（黒澤）」「CURE」「タクシードライバー」がいるんじゃないかと思う。
それぞれ、異なる側面にフォーカスしているけど、これらの作品に感じるものがあった方にはぜひ観ていただきたいドラマ。
