このレビューはネタバレを含みます
まだ11話の途中だけど、
大前提としてストーリーは面白いし勢いがある。
ただ後半、恋愛の比重が大きくなると急に失速してどんどんバランスを崩していく感じがする。
特にドサンの狡さとジピョンの報われなさがスルーできない。ジピョンのことがなければ、ドサンは未熟ながらに一生懸命でまっすぐだから応援したくなるキャラだとは思うけど。
ダルミにバレたときも「僕もすごく苦しかったんだ」がすぐに出てくるあたり、結局ドサンは自分が一番かわいいんだな、と思ってしまった。
対照的にジピョンはドサンを嫌いなことも隠さずに話してその上でドサンとダルミを共に掬い上げるようにフォローして、自分は重荷にならないようさらっと告白する。超フェア。いい男すぎる。
ドサンの方はジピョンの過去を借りパクして時間稼ぎして近い距離で関係を育んで、そのあと嘘はバレたけど友達もジピョンを堕としてドサンを応援してくれて、結局デモデー前に美味しいとこ持っていくという展開、モヤモヤしてしまう。
等身大で健気ではあるけど中盤以降ダルミの人柄にも一貫性やストーリーが見えず、あまり魅力的に思えなかった。