いのしん

クイーンズ・ギャンビットのいのしんのレビュー・感想・評価

クイーンズ・ギャンビット(2020年製作のドラマ)
2.3
孤児院で雑用係のウィリアム・シャイベル(ビル・キャンプ)と出会った主人公ベス・ハーモン(アニャ・テイラー=ジョイ)が、チェスの世界に魅了され、世界チャンピオンに成り上がるまでの物語。
成長した彼女は薬と酒に依存する生活に陥り、二日酔いでボルゴフ(マルチン・ドロチンスキ)に敗戦したり、心配してくれるハリー・ベルティック(ハリー・メリング)に見放されたり、彼女なりの苦労を経験するが、棋譜を研究し、全パターンの攻略を考えてくれた仲間のベニー・ワッツ(トーマス・ブロディ=サングスター)達の協力もあり、最終的にボルゴフに勝利する。
ストーリーが単調に進む感じであまり好みではない。どんでん返しは無いし、緊張感は伝わらない。主人公も想像で棋譜を読むという並外れた能力の持ち主というところが感情移入しづらかった。研究すればできるようになるのかな。
何か一つ強いものがある人は魅力的だけど、その人なりの苦労があるのかもと思ったりする。
最終話のボルゴフとの試合は、ハーモン一人じゃ勝てなかった。孤児院時代の友達・ジョリーン(モージス・イングラム)が旅費を工面してくれ、仲間が棋譜を研究しアドバイスをくれたから勝てた。友達って大事。