めっちゃよかった!
時代背景も好みやし、チェスというオシャレで、紳士なものがテーマなのもまた良い!
しかも、主演のアニャ・テイラー=ジョイの演技もうますぎて見惚れる。
飾らない美しさのような雰囲気が常に漂っていて、見てるもの全てを釘付けにする。
また、このドラマで強く感じたのは、天才と狂気は表裏一体であること。
主人公のベスは、孤児であったが、チェスの才能に恵まれていた。
しかもそれは天才の領域。
しかし、酒や薬に溺れていた毎日を送っている。
現実世界においても、一つ例を挙げるなら、自分の好きな歌手。尾崎豊。
彼も天才的な音楽性、歌唱力を持っていたが、酒とドラックに溺れていた印象がある。しかし、それがまた人を惹きつける魅力なのだが。
主人公ベスもその一歩間違うと、狂気の沙汰へと落ちてしまう危うさを持ち合わせていた。しかし、世界チャンピオンを目指す過程で、様々な敵と出会い、仲間が増え、助けられていく。
まさにラストシーンは、それの集大成。
感動した。
また、世界チャンピオンのボルゴフとの試合。長年王者として君臨していたボルゴフであったが、最後はベスに敗れる。イメージ的にプライドが高いのかなと思っていたが、最後はしっかりと自分の負けを認め、ベスを祝福していたシーンでより感動した。
全7話ということもあり、ギュッと濃縮された濃いドラマを見ることができて、よかった。