香草

書けないッ!?〜脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活〜の香草のネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

毎話本当に面白かった。脚本家の圭佑(生田斗真)を中心とした登場人物それぞれが仕事のことや家族のことで胃をキリキリさせたり悩んだりしている場面がとてもリアルで、しかしそれぞれが良い人たちで人間味があって魅力的だった。 気持ちの動きや大変さがコミカルに、でも深く描かれていて、笑ってじーんとするとっても素敵な作品だった。
最終話を観る頃にはツルツ、いやスキンヘッド(浜野謙太)にも愛着を覚えていた。八神(岡田将生)に"吉丸さんが書かなきゃ、俺は演らないよ"、プロデューサー(北村有起哉)に"わかった。君と心中するよ"と圭佑が信頼され認められている様子を見た時はその良いものを作りたい思いに涙が出たし、圭佑が自分は自分だという自信を持てたラストがとても好き。
吉丸家のお洒落な家具や食器も見ていてわくわくしたし、物語が進んでいくテンポ感が好みだった。奈美(吉瀬美智子)の芯があるところがカッコよかった。仙川(菊池風磨)の絶妙なポップさや空(潤浩)の大人と子供の共存感なども良い味を出していて楽しかったなあ。良いドラマに出会えた!!

2021-D4
香草

香草