このレビューはネタバレを含みます
イッキ見
暫く何日も打ちのめされるくらい、余韻を残す作品だった
ダンスフロアでキスしながら見つめ合っているシーン
今まで観てきた映像の中でも、一度観たら忘れられなくなる衝撃的な美しさ
そのような映像美が卓越しているだけでなく、
感情表現が秀逸すぎて、リュカがエリオットを好きで仕方ない気持ちが痛いくらい伝わる。
edm、悲壮感溢れるピアノ、音楽のセレクトがリュカの繊細な心情をより引き出して表現している
ただの青春恋愛モノやBLではなく
セクシャルマイノリティ、思春期の複雑な友情、精神障害など
現代的な問題一つ一つと向き合っているが
マイノリティ要素を詰め込んでいる割に、あざとさもない
問答無用で素晴らしい作品
リュカとエリオット、主演の俳優さんがふたりともめちゃくちゃカッコいいです。
リュカは最初大人しそうなミステリアスな男の子かと思いきや、感情的で素直な性格で、好感と共感が止まりません。
本シーズンだと自己中心的な部分が目立ちますが、自身のセクシャリティと向き合うことで、ぐっと成長します。
次のイネマシーズンでの、リュカの成長っぷりに、号泣しました。
そして、魅力的なのはこの二人だけではない…。
最初は作風が掴めなくて、リュカが虐められたりしないかハラハラでした。
しかし、リュカの周りはとにかくみんな、めちゃくちゃ良い子…！！
飄々としているバジルが、躁鬱のエリオットに困っているリュカに対して、明るくもビシッと的確な愛のあるアドバイスをするシーン……
バジルは躁鬱持ちのお母さん思いで、さらには友人思いの子ですね…。
このバジルの台詞も、飾りっ気ないところがいい！
恋に対しても一途で、好きな子のために校長にも立ち向かえる、根が真面目な男…！
一生忘れないと思えるほど心に響いた
見どころ満載のドラマです！
