日本沈没ー希望のひとーのappleのネタバレレビュー・内容・結末

「今」やる意味のあるドラマだったと思う。受け手それぞれがこのドラマに込められたメッセージの何を受け取り、どう考えたのか、または受け取られないのかが気になるけど、今大衆に向けて発信されたいメッセージが比較的わかりやすくのせられていたと思う。(比較的、って言ってみたけどめちゃめちゃわかりやすかったはず)
スロースリップで日本が沈没するのはあり得ないと思うので、もちろん科学的な限界はあるだろうけど、「地震」という日本人がとても身近に感じる現象をテーマとして、気候変動や移民問題など「日本人には関係ないグローバル問題」と思われているものをぐっとジブンゴト化させられるストーリーになっていたのでは。
特に自分の中では、移民問題に対する理解の粒度をあげるきっかけとなるドラマになってるのではないかなと。気候変動は自分たちも影響を受ける側だけど、移民問題をジブンゴト化するのは、難民になることのない日本人にとっては難しい。紛争とかがあるわけじゃないから。でも国土がなくなり国を追い出されるとどうなるか？自分たちがこうなったらどうするんだ？困るよな？って気付かせてくれる内容だったので、少しは移民問題に共感するきっかけになったんじゃないかな、、、視聴者のどれくらいの割合がこんな風に受け取ったのかはわからないけど。
大きなシステムと戦うのは、このドラマで描かれていた以上に想像を絶するような恐ろしさだとは思うけど、ドラマの中だけでも希望をみれたのはメンタル的に良かった。