日本のドラマはあまり観なくなって久しい僕だが。。特に恋愛ドラマや映画など、同じモノのように思えて毛嫌いしていた。
でもこのドラマすごい。自分にとっても想い出の曲、宇多田の名曲をベースに、ここまで創りこむとは。
キャラクターの現在と過去が交差して進むけど、よくあるそれとは明らかに違う。セカチューの時のような、岩井監督のラブレターのような感覚もあるがかなりリアルな描写。衝撃的な人生であるのに何故か自分たちにも重なる話。珍しく涙してしまった。
何故か？って？女性監督みたい？だから繊細な描写を脚本にし、尚且つ北海道を舞台に美しい映像。毎回タイトルバックが素晴らしい画。キャラクターの職業が警備員やタクシードライバー、工場勤務、など、日本を支えている職業で、決して優雅な位置に居ない。そこから醸し出されるリアルさと染みついた過去の記憶が切なさを表現してる。
恐らく年配の人であればあるほど理解と共感は増し、それは普遍的な音楽が、ちょっとした物事や出来事が、身体が覚えている感覚が、過去が多いほど、想い出を甦らせるからだと思う。
