最近の作品のよいところぜーんぶ織り交ぜ、大成させたかのような作品だった。
現実世界でおこった不測の事態(東日本大震災やコロナ)を描くことでフィクションにグッと説得力を持たせ、自分ごとに引き寄せる新海誠さん作品。
文化的なものに浸る優越感、それからくる二人だけの特別で親密な世界や懐かしさエモさをうまく表現した花束みたいな恋をしたや、セリフひとつひとつに知的でユーモアな雰囲気が漂う、大豆田とわ子と三人の元夫などの坂本裕二さん作品。
映像や音楽どこをとっても、まるでそれぞれが作品であるかのようなA24作品。
etc...
とにかく。俳優さん方の自然な演技、北海道の自然や街並み、音楽、セリフ、服やインテリア、食のスタイリング、ストーリー、映像、どれをとってもよかったぁ。
あと…
寒竹ゆり監督は子どもの頃からたくさん映画を観てこられたそうなので、也英の職業がタクシードライバーだったのは、ジム・ジャームッシュ監督のNight on Earthオマージュなのでは？と思っています
(長い)
間違ってたらすみません…
