このレビューはネタバレを含みます
宇多田ヒカルの「初恋」をテーマ、BGMに人生の初恋を甘酸っぱく切なく感動的に描いた傑作。
自分自身の高校の頃の初恋の人との思い出が蘇ってきて、グッとくる名作。
主人公(佐藤健演じる)並木晴道の葛藤がめちゃめちゃ刺さるし、共感する。そして、ヒロイン(満島ひかり演じる)野口也英の記憶を無くしながら、高校の頃の晴道を思い出して、探し出すストーリーが本当に最高で見終わった後の余韻がとても素晴らしいドラマでした。
そして、高校の頃の晴道、也英のキャストの透明感がまた最高です。
そして、個人的にはコロナ禍の描写を入れてくれてたことがすごく刺さった。コロナ禍でうまくいかなかったこと、もしかしたらコロナの流行が無かったら、変わっていたかもしれないと言う思いが反映されていて、個人的に泣けた。
また、脇役の方々の演技もめちゃ共感できて泣ける。特に濱田岳の也英さんに恋心を抱く同僚が個人的には刺さった。自分には見向きもされないなと思いながらも恋心を抱いた相手を応援して、恋心が報われなくとも最後まで味方でいる姿はアラサーの男性としては刺さるものがありました。
ラストの2人の結末まで是非見てほしい。しわあせになる2人の決めたラストは必見。