このレビューはネタバレを含みます
様々な観点で見応えがありおもしろかったです。
型破りな主人公小瀬と時代に即した価値観を貫く忽那汐里演じる女性記者国嶋。国嶋の言動・行動は独りよがり空回りで違和感があり、演技的にもあまりハマっていないと感じていたけど、徐々にフィットしていた印象。
SNSでのブランディング・炎上・アンチの存在、多種多様なハラスメントといった現代のトピックが象徴的に描かれている一方で、粒度細かく解像度高く描かれている相撲の世界（男尊女卑&アナログでいろんなハラスメントや癒着が根強く残る？等）が描写されているので作品全体の厚みがすごい。
2年半実際トレーニングを積んだ肉体や稽古、対戦シーンは圧巻の一言。ただ太っている人と鍛え抜かれた大きくなった人は全く違う（当たり前）
自分もトレーニングしてるからわかるけど、あの体重で小指懸垂できるのは異次元です。
小雪演じる女将が解雇を迫る犬嶋を説き伏せて救うシーン大好き。久しぶりに小雪さん観ましたが良い味出してる。
タチ悪めのタニマチと怖いけど笹野高史演じる本来の？タニマチも興味深かった。あれはもう⚫️クザの領域だ。。
相撲界は異常な世界だけどその先にしかないものがあるというセリフが印象的。
静内の回想シーンはサイコホラーっぽくもあり、初めて出てきた時は別の作品を再生してしまったかと二度見した笑 結局一言も喋らなかったな、、
シーズン2出たら必ず観ます。
ごっちゃんでした！
