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サンクチュアリ -聖域-のすみのレビュー・感想・評価

サンクチュアリ -聖域-(2023年製作のドラマ)
3.9
相撲をテーマにした作品。
国技でもある相撲は敷居が高くあまり馴染みのない競技だったので、仕組みなど勉強になった。
ビッグマウスな主人公、超強いライバル、親との絆、挫折からの這い上がりなど、話の流れは超王道。大まかな展開にはいい意味で安心して楽しめつつ、各話の人物の心理描写(特に惨めさ、情けなさ、泥臭さ)がリアルで食い入るように見てしまった。

全8話ながら、ライバルたち一人一人の背景がしっかり作り込まれていて(宗教とか卒アルとか)キャラがみんな立っていた。脇役含め雑に扱われている人物がおらず、全員がストーリーに関わってくるためお話がとても丁寧な印象。だからこそ、続編が気になるラストだった。

静内の子役と静内が本当の親子を疑うくらいそっくりですごくよかった。
金子大地がクズ役が似合いすぎてしまうので、でてきた瞬間クズを疑ってしまうのをどうにかしたい(そして大体クズ)
フリーライターの毎熊さんが色気があってとてもかっこよかった。
忽那汐里の目の大きさ可愛さと小雪の儚げ美しさに度肝抜かれた。
相撲の話だから男達が主役なのだけど、女性がみんな強かで、従順なだけじゃなくて、それもよかったな。
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