凄まじい熱気で描かれた相撲ドラマ
前半の相撲を舐めた主人公達の日常も面白いが、後半2話の熱量は観ている方も興奮が隠しきれない。
力士だけではなく登場人物それぞれに負けられない理由があり、トラウマがある。
最初は相手を打ち負かすことに拘っていた主人公も次第に己自身と向き合い相撲に意味を見出していく姿は美しく、相撲本来の儀式もあって単なるスポ根にはない神々しさを感じた。
全編通して面白かったのだが、特に後半2話の勢いが素晴らしく見終わると何故か前半が薄かったのかと錯覚するほど。
話もスッキリまとまってて、満足度は非常に高いエンディングではあるものの、もっと猿桜達の活躍も観ていたいし、龍谷部屋の問題などももう少し描けそうなエピソードの余白もあるので（キングオージャーの後じゃないと無理か）是非続編を期待したい。
