りす

ボーイズ・ドント・クライのりすのレビュー・感想・評価

ボーイズ・ドント・クライ(1999年製作の映画)
3.4
2017年204本目、9月17本目の鑑賞

ヒラリースワンク主演
性同一障害を題材とした話


本当に心底イライラする映画だった
違う人もいるんだろうけど、実際にこういう人もいるだろう
まともな人間はごく僅か
主人公とその彼女くらいだろう
彼女の反応は全てにおいて理解できる

2人が愛し合ってるなら周りは過干渉はすべきではないし、男たちがしたことは本当にあり得ない
一方で性同一障害であろうとなかろうと、嫌がっている人間に対して無理矢理自己の欲求を行う人がいる
そういう人はただの人であって人間ではないんだろうなぁと感じた
そう考えると世の中の生き物を人か人間か見た目で判断することは出来ないし、それが出来ないなら簡単に誰かを信じることは不可能だし、したいとも思えない

主人公が簡単に人に打ち明けられないのはむしろ当然のことで、仲良くなったら少しずつ受け止められてもらえると期待していたのだと思う
それを知った相手方は、少しずつ距離を置くことは自由だし、そのままの距離でいることも、さらに近付くことも自由

この映画を観て主人公達に共感し、可哀想だと思う人が殆どだろう
だけれども、実際にそうなった時にどういう行動に出るかで人間かどうか試されると思う
まぁ映画になるような実話だから過度なストーリー性を包含しているが、ここまでではないにしろ酷い態度に出てしまう人もいるかもしれない

そんなことを考えた

私は身近に悩んでいる人がいるなら、受容できる人間でいたいと思うし、自分が力になれることなら全てをかけて助けたいと思う
今回の件だって1人でも違う行動をしていたらこんな悲惨なことは起きなかったはずであるし、1人1人の生き方が自然と他者に影響を与えている


あと1つ、ヒラリースワンク若いなぁ
それでも彼女は今と変わらないところが殆どなのでなんか安心感があった
りす

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