ボーン

ボーイズ・ドント・クライのボーンのレビュー・感想・評価

ボーイズ・ドント・クライ(1999年製作の映画)
3.9
【ただ男という性を生きたかっただけなのに】

号泣。悔しくて悔しくて。
なぜ体が女だから男ではダメなのか。
なぜ女を抱いてはダメなのか。
なぜ詰め寄られ、暴行され、化け物扱いされなければならないのか。

間違いなく主人公の"彼"は劇中の誰よりも内面は男らしかった。普通にモテるし。周りの男がクズすぎる。
でも、その世界でしか生活できなかったのも障害があったからなのかな。

男らしさについて考えさせられた。
女々しい自分と比べると、主人公はかっこよかった。
俺には女をバーでひっかけるなどという度胸と男らしさがない笑

性同一性障害。全て映画になるわけではないけど、他にもこれに苦しんで辛い思いをしてる人は世界中にたくさんいるんだろうな。
同性愛が公認されたのが最近だからこそ余計に考えさせられる。

辛くて悲しい話、
たぶん二度と観ることはないだろう笑
ボーン

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