さや

母性のさやのレビュー・感想・評価

母性(2022年製作の映画)
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『母性』があるかないかだけで、
これまでの自分と母の関係を解釈できなかった。

私自身、母との関係で悩み、
コードで自分の首を絞めたことがあるし、
母に首を絞められたこともある。
今は絶縁状態でちょうど今年子どもが産まれたから この映画に興味を持った。
親が子どもを思う気持ちより、子どもが親を思う気持ちの方が強いのではないか、と何ヶ月前かにちょうど日記に書いていた。

けれど。
母性があるかないかだけが私たちの関係を決めているわけではないと思う。2種類あるというが、混在していて、環境によって密度や色が変化するものではないかと感じる。
母性はテーマだが、全てではない。
母性という言葉の意味も曖昧。だから白黒つける話でもない。
例え母に『母性』がないのだとしても、
諦めきれない。納得できない。
だから結局、映画の終わりはピンと来なかった。
さや

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