ぴあのちゃん

母性のぴあのちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

母性(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

気持ち悪いものがいっぱい

その中でも母親と娘、どちらから観るかによって変わる母親の表情と雰囲気がリアル。
もっと雰囲気だけで分かりづらい内容なのかと思って敬遠していたけれどある意味シンプルで分かりやすくて不気味だった。
母性にもいろんな種類があるんだなと。
何となく世の中の母性の持てない母親は、その人自身が子供の時の親からの愛情の偏りだったり不足していたものが原因だと思っていたけれど、愛溢れすぎた育てられ方をしたがあまりに生まれる気持ち悪さもあるんだなぁ…と思った。ずっと暖かくて幸せな環境で育ちすぎて、母親が自分の事以外を見るのが許せない支配欲なんてものがあるんだなーって。自分の思う通りに周りが人間関係を保ってくれないと嫌ってなかなか強欲で気持ち悪い。上手くやってると本人は思っているけれど周りから見ると意外にも滑稽な姿になっている。この母親は申し訳ないけどめっちゃ気持ち悪い。

ちょっと娘も気持ち悪いの引き継いでしまってるけれど娘は頑張った

これに限らず、誰かを傷つける側の時人は大抵余裕がないから人を傷つけるので客観的な正しい記憶は持てない事が多いよな〜。「そういえばあの時◯◯◯◯〜って言ったよね」と傷つけられた側が時を経て言っても「わたしそんな事言ってないよ!」とか「そんな事したっけ??笑」って会話はあるあるだし、余裕がない人の言葉は間に受けちゃいけないし、自分が余裕がない時の自分の意見は信用ならないしそんな時に誰かに衝動的に思いついた事をなんとなく言うのは極力気をつけないといけない。
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