福野ふくろー

母性の福野ふくろーのレビュー・感想・評価

母性(2022年製作の映画)
4.3
依存は何も生まない。自分を持てないと、ずっと人に依存し続けることになる。

それを丁寧に描いてあって、その様はすごく不気味で、みててしんどい。

昔出会ったことのある、親離れさせないように、何も出来ない子供を育ててるって笑顔で話してたおばさんを思い出した。

その人に肯定されないと自分を全否定するしかなくなる構図は、何も生まないししんどいだけだ。自分を持つことの大事さを痛感する。

心掻き乱されるいい映画だった。