キツかった…
2時間が永遠にも思えるくらい
長く感じる。よく出来てるんだけど
怖すぎる映画。
基本の流れは母と主人公
それぞれの人生をなぞるもの。
しかし、母と娘で見え方が異なる。
主人公が語る
「女は母か娘かの2種類なんですよ」
という言葉ではとても片付けられない。
前半は母と祖母の親子関係を見せられる。
互いを愛してはいるが、
娘から母への依存が強烈で
会話風景は少し気味が悪い。
後半は主人公と母の物語。
祖母に依存し続け、娘への愛情を
持ち合わせていない母に対し、
愛されたくて必死になる主人公。
さらに追い打ちをかけるように、
継母からのいじめシーンを見せられる。
ラストで女の子を孕っていることを告白する主人公。
しかし、作中で表現されていた主人公の言動を見て、不安しか感じないのは私だけではないだろう。
誰が決定的に悪いわけでもない。
育てられた方の価値観が側から見て歪んでいようが、それは本人の責任ではない。
でも脈々と引き継がれていくその強い執着は見ていられなかった。