よーこ

母性のよーこのレビュー・感想・評価

母性(2022年製作の映画)
3.2
歪な人格形成の連鎖…
一見ルミ子が悪者のようにも思えるが、あんな風に偏った愛情を持ったまま育ってしまったのが悲劇。
やはり母親の育て方が歪の根源だったのかな。その母親もどう育てられてああなったのか気にはなる。

母役の大地真央は娘にも孫にも惜しみない愛情を注いでいて、最後はちゃんと「母親より娘が一番」と教えていて(教えるの遅いんだけどね😂)ニュートラルに見えなくもないが、あんなに愛情深いにも関わらず、母大好き!ではなくて自分を一番大切に好きになるようにもっと娘の自己肯定感みたいな物を育てなきゃいけなかったのにな。

キャストたちの演技力が高くて全体に程よい胸糞感でした。
高畑淳子うますぎてホンマクソババアでした😂wwww
最後の最後に都合良く息子がわからなくてルミ子を娘だと思ってるあたりは現実にもありそうな設定で、ルミ子はきっとそこでもまた報われた喜びを感じているのかな?と考えたらそれもまた絶妙な不快感がありました。

旦那は愛人と、ルミ子の実家でよろしくやってんのどんだけクズやねん。ありえん。

胸糞ゲージがまあまあお腹いっぱいだったので、りっちゃんの彼氏が詐欺師でなくて普通に幸せそうでよかった笑
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