もちむー

母性のもちむーのレビュー・感想・評価

母性(2022年製作の映画)
2.4
まず、大地真緒さんの"品"が素晴らしい作品でした。

観る方の年齢によって娘、母親への感情移入が別れるようなそれぞれの視点で描かれているのが良かったです。

ただ、まず時代設定がちょっとゆるいのではないかと…戸田恵梨香さんの親の世代は学生運動に参加していた時代なのに永野芽郁ちゃんの学生時代からはなんかもう現代。ブレザー着てるし…教室も現代。なんならまだ小さい頃の親子で街を歩くシーンの街並みはもろ現代。
ストーリーのはじめや家などはその時代に合わせてる感じなのになぜ?

永野芽郁ちゃんは可愛いくて好きですが、この娘はとても正義感が強く、いや強すぎて苦手なタイプ…

最後に畳み掛けるように色々な事実が発覚しますが、なんか回想録のように流れてそのままエンディング。安いドラマのように終わりました。

高畑淳子さんの姑ぶりは素晴しく、唯一リアルで、最初から中間までの夢の家の雰囲気から一気に現実に引き戻されます。

私には主役のお二人よりも大地真緒さんと高畑淳子さんの印象がとても残った作品でした。
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