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大河への道のaimoのレビュー・感想・評価

大河への道(2022年製作の映画)
4.0
江戸時代に日本で最初の地図を完成させた地元の英雄「伊能忠敬(ちゅうけいさん)」を主人公にした大河ドラマの制作に実現に向けて、市役所職員が奮闘する物語。しかし企画を進めていくなか、脚本家先生の口から意外な史実が。市役所総務課の主任を中井貴一が熱演。脚本は立川志の輔(ちょっとびっくり)。

物語は、現代と江戸時代の描写が上手く切り替わりながらテンポよく進んでいく。笑いあり、涙あり、そして感動あり、まさに娯楽映画の王道。

中井貴一(総理大臣から市井の人まで、コミカルとシリアスの両方を交えて本当にうまく演じる)、橋爪功(天邪鬼な役は本当に上手、個人的にはドラマ「京都迷宮案内」の杉浦恭介が好き)、平田満、西村まさ彦等、日本を代表する名優たちの掛け合いが十分に楽しめる。市役所の若手職員を演じる松山ケンイチ、北川景子(「探偵はBARにいる」を観てファンになった)、その他の若い役者さんたちの演技も素晴らしい。

鑑賞中、映画館内に笑い声が響く。肩の力を抜いて、気楽に楽しめる映画である。
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