しお

大河への道のしおのレビュー・感想・評価

大河への道(2022年製作の映画)
3.5
いろいろと惜しい!惜しいに尽きる!
観光資源に乏しい街を大河ドラマで盛り上げよう!な現代パート楽しいんです。
安定しているこまこました中井貴一と、ゆるっとイマドキちゃちゃ入れ松ケン、鉄仮面タイプの北川景子、橋爪功うめぇ〜!もろもろ、例えるなら三谷幸喜映画の前フリみたいな。ここからどんなふうに盛り上がっていくんだろう!?てわくわくするんです。
からの、忠敬さんにまつわる大河ドラマパートに移行していく構成。この構成は斬新で良かった、ん、だけど、作中でもさんざんネタにされている通り伊能忠敬周りどうしても地味なので、このパートに入る前に「伊能忠敬は地図を完成させずに死んでいる。残りは部下たちが仕上げた」をネタバラシしてしまってるから、いやまぁなんだかんだあっても地図できるんでしょ?てなっちゃったんですよね。このパートが長かった。あと安定の、北川景子喋らせないほうがグッと締まる問題(きれいなんだもの)と松ケンがなまじっかうますぎるがゆえ、現代パートの役を完コピしたようなゆるゆるキャラで、浮いちゃうのも気になり。
最後現代パートに戻るとまた面白いんだ。大河ドラマパートを短くするか小刻みに現代パート挟めばテンポだれずに済んだんじゃないかなぁ?
題材とかキャストとか良かった分、惜しいなー!ておもった。
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