う~ん原作を読んでるからこそ色々不満が出てくる内容でした。
どこかで読んだことがある物語が少しブラックに展開されていき、人間の貪欲さが巧く描かれていて面白かったのですが、赤ずきんちゃんを演じた橋本環奈さんの変顔は必要?って思いました。原作でも赤ずきんちゃんは少し毒舌ですが、そんな変顔ってしてたっけ?
キャストは何となくいつもの面々って感じですが、シンデレラを演じた新木優子さんの美しさが際立っていました。汚れた格好をしてみずぼらしさを演出しても、美しすぎました。魔法使いの魔法の効果が薄く感じてしまいますね。
シンデレラのチャプターだけを映画化しているので、謎解きを含めて物足りなさを感じる方もいてると思うけど、原作では「シンデレラ」の他にも「ヘンゼルとグレーテル」「眠り姫」「マッチ売りの少女」と進行していき最後にはバラバラだったピースがピッタリとハマる爽快感を味わえるようになっています。赤ずきんの旅の目的や伏線の回収など原作は面白いのでまだ読んでいない方は是非。
エンディングテーマ曲になってるSEKAI NO OWARIの「タイムマシン」がこの映画と凄くマッチしていて良かったです。