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グレイマンのJIZEのレビュー・感想・評価

グレイマン(2022年製作の映画)
3.5
"グレイマン"の名で呼ばれるCIAの雇われ工作員が所属組織の機密を知ったコトからイノチを狙われる。まずライアン・ゴズリング好きには渋味など堪らない大型アクション映画で、クリス・エヴァンスやアナ・デ・アルマスなど脇を固める俳優陣もお金のかかりようが目に見えてわかる。アルマスの007以上に魅せ場が豊富なのは、監督はわかってる。おもに製作費が2億ドルで、ネトフリ映画史上で最も高額な作品。また直近で想起したのが同ネトフリ製『レッド・ノーティス(2021年)』のあの大風呂敷を広げたアクションの連打と娯楽性だが、本作品でも監督にアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟をむかえてる点から主軸を銃撃戦や爆撃などそっちへ切った作品なのがうかがえる。良くも悪くもシナリオに無害感があり記憶に残る作品かはともかく、ド迫力の映像美とゴズリングの大人の立ち振る舞いにただただ酔い痴れる。
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