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グレイマンのnemのレビュー・感想・評価

グレイマン(2022年製作の映画)
3.7
ルッソ兄弟の新作。
ほぼほぼ前作の「タイラーレイク」と同じやんけ。

凄腕のCIAのエージェントである主人公はあるミッションでとんでもない秘密を掴み、組織から追われる羽目になる―という、年に10本くらいは作られてそうなどうでもいいストーリーの映画。

しかしちゃんと面白い。
身体をバキバキに仕上げたライアン・ゴズリングのアクションはちゃんとカッコいいし、懐中電灯や発煙筒を使ったアクションシーンもフレッシュでよかった。

ライアン・ゴズリングはダメ男も危ない男も頼りになる男も演じられてすごいな。
アナ・デ・アルマスはアクション中も美しくていいな。

そして変態ちょび髭の元キャプテンアメリカことクリス・エヴァンスが…面白い。
拷問シーンもあるけど悪役やるには顔がキュートすぎるし、キャプテンのイメージが強すぎる。
ディカプリオがタイタニックのイメージを払拭するのが大変だったように彼も茨の道を進むのだろうかと、映画とは関係のないところで勝手に心配。

ルッソ兄弟の量産型アクション映画をちゃんときれいに仕上げる手腕はもう解ったから、別の領域を見せてほしいかな。
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