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泣きたい私は猫をかぶるのnemのレビュー・感想・評価

泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)
3.3
リアリティラインガバガバの激甘ラブファンタジー

演出という概念が希薄で、感情をセリフで全て説明してしまう
セリフも昔の少女漫画から引っ張ってきたような甘々レベルで聴いているだけでしんどい

対象年齢がめちゃくちゃ低く設定されているので大人が見るには辛い

そして物語の厚みがそんなに無いのに、長い
15分くらい短く出来たのでは

ただ、ある種の生きづらさに直面する登場人物達には好感が持てるし、一度は逃げたけど、しっかり成長して帰ってくるというジュブナイル要素は悪くはない
周囲と関わりを遮断することが容易となったこの世の中で、人との交わりをポジティブに描いている視点はいいと思う

監督含め、それぞれ制作陣には研鑽を積んで欲しい
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