「さすが製作費2億ドル！すごいアクションだ！」以上の特筆すべき点が出てこない、何とも言いようがない作品だった。
「製作費もすごいし、監督ルッソ兄弟、W主演がライアン・ゴズリング、クリス・エヴァンス、これはNetflixで観るのはもったいない、映画館で観よう」とはりきって観てきたわけだが、そこまでした価値があったかというとなんとも。。
アクションは確かにすごい。お金をかけないとできないものすごい規模感。ただその裏にあるストーリー展開が王道すぎるというか、その王道感も少し古臭いと言うか。
ボンドとボンドガール、世界各地をめぐりどんぱちをくりひろげる、古城に幽閉される少し生意気な少女を助けに行くetc…どれもThe既視感なのだ（MCUルッソ兄弟作品も各地を巡ってたが）。
そう思われるのも予測できないこともないと思うので、あえてそうした理由って、
・Netflix視聴者層（特に若い層？）に王道スパイ、アクションモノのストーリー展開や面白さを知ってほしい
・VODでも飽きさせない終始派手なアクション中心
・一人ひとりの掘り下げは、間延びとも取られVODでは離脱されてしまうのでなし
とかなのだろうか。考えすぎか。
Netflix予算の大型予算作品って、だいたいこんな（本作のような）感じか、大物作家に「自由にしていいよ」とお金を渡して本当に自由にさせるか、どちらかになるんじゃないだろうか。
