諒

めぐりあう時間たちの諒のレビュー・感想・評価

めぐりあう時間たち(2002年製作の映画)
3.5
三つの時代、三人の女性について描いた作品。
夫に手紙を残して入水自殺を図る『ダロウェイ夫人』を書いた作家のヴァージニア。
ヴァージニアの作品を読むお腹に子供がいる主婦ローラ。
エイズ患者で作家の元恋人リチャードの受賞記念パーティの準備をしているクラリッサ。
それぞれの一日、やがて時間は重なっていく。

それぞれの愛。
共通しているのは、愛に押しつぶされそうになり、もがいている事。
愛は時に精神のバランスを崩させる。
何がどうなっているのかよく分からないまま進んでいくのが、最後に集結していく時は驚いた。

ニコール・キッドマンが出ている事になかなか気付かない作品。
いつもの華やかさは一切無く、いつも不機嫌そうに悩んでいて途中まで分からなかった。
諒