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めぐりあう時間たちのmanaのレビュー・感想・評価

めぐりあう時間たち(2002年製作の映画)
4.4
原作よりセリフがわかりやすかったりするけど、あの機微な感情の不安定さをここまで噛み砕いて伝わりやすくなっていることに感嘆した。

理想と現実、役割、過去、それぞれが自分自身にとらわれて不安定に生きている。日々の不快感、苛つきを抱えながら小説を拠り所にしていたブラウン夫人が最後にクラリッサと交わした会話に決して悔やむだけでなく自分自身の人生に責任を負った強さが見えた
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