Harumakiさん

アダム&アダムのHarumakiさんのレビュー・感想・評価

アダム&アダム(2022年製作の映画)
3.7
【 心の底では愛してる 】

報告・・・新しく『Instagram』を開設しました!学生生活の中での映画事情を載せていこうと思うので、ぜひフォローしてください!!

この映画は、SFやタイムリープを題材に、「家族愛」を描いたヒューマンドラマ要素の強い作品です。
たくさんのジョークとたくさんの家族愛。
全体的に笑える箇所が多く、久しぶりの映画鑑賞にはとても満足して見れました。
いやぁ〜笑った笑った、、、。

●2050年のアダムと2022年のアダム。
・大人アダムと子供アダム、2人の出会いと会話は、今までのタイムトラベル系とは全く違った斬新さが感じられました。そもそも、同じ存在同士が協力して物語を展開するなんて今の今まで考えもしなかった、、、。タイムトラベルの基礎を変えているようでした。

・似たもの同士(本人?同士)である2人の減らず口な姿には、作中何度も笑えました。ライアン・レイノルズを全開に活かした大人アダム、それを追うような反抗期気味の子供アダム。本当に素敵でいい味を出していた2人でしたね、、、。
一番のお気に入りは、
小アダム「(大アダムへ)筋肉の代わりに脳を捨てたの?」
と言うセリフ、、、、皮肉大有りのこのセリフはレベルたけぇな(笑)

・アダム同士、自分自身だからこそ語れることは多くあり、考え方が違う大人と子供では気付かされることも多くある。
作中の、父や母への本音を熱く語り合う会話シーンはとても切なく思いました。

●家族の温かみ。
父親を亡くし、深い傷を負うアダム。
大人アダムと子供アダムが本音で語り合う場面では、時代によって死という事実によって、父への思いが変化してしまっていたことを知りました。キャッチボールの思い出、1人用の遊具を買ってもらったこと。全て自分の望んでいたことなのに、亡くなった父を悲しみのあまり責めてしまう。
“悲しむより怒る方が楽だ”
お互いに共通するこの言葉、、、、。
過去から逃れようとしていた自分を認めているような、自分と向き合うことを覚悟しているような、そんな切ない気持ちが感じられました。
ラストの場面で描かれる大アダムと小アダム、そして父とのキャッチボール。残り少ない時間を家族で過ごす、、、本当にほっこりしました。
別れの演出もベタではあるけど素敵だなぁ〜。

●SFアクションやSF武器も秀逸。
派手なアクションシーンが含まれているとは思いもしなかった、、、、。それも一瞬じゃなくキッチリと(笑)銃撃戦や近接戦、そして戦闘機を使ったアクション。
意外すぎて笑っちゃったね。
それに加え、ライトセーバーような武器に近未来な爆弾、ステルス戦闘機やタイムワープホールなどなど。
ヒューマンドラマではあるもののしっかりとSF要素を取り入れた発想は斬新ですね。

◉まとめ
この映画は、タイムトラベルにより気付かされる家族の温かみや、SFによるロマンと感動を広げ描いた作品です。
展開などベタなものではあるものの、たくさんの要素と王道ならではの作り込みに大いに満足させられました。大人アダムと小アダムのやりとりはほんと最高でしたね、、、、ジョークを言える人ってかっこいいね!!




あと気づいたんだけどmarvel陣多くない?(嬉)特にガモーラっぽさがすごかった、、(笑)
Harumakiさん

Harumakiさん