池

プレデター:ザ・プレイの池のレビュー・感想・評価

プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)
4.5
無駄がない大満足の100分間だった。個人的にはシリーズ1好きな作品。
プレデターシリーズとしての要素をメインでレビューを書く。(微ネタバレ)

今作、僕がプレデターシリーズにおいて最も好きな要素「ハンターvsハンター」が盛り込まれていた。
プレデターと相対するコマンチ族がプレデターを狩ろうとする様は、一作目のシュワちゃんvsプレデターを思い出して興奮した。やはり、人間側は野生度が高ければ高いほど良いなぁ。1700年代が舞台ということもあり、いかにもな狩りの道具で戦うのが観ていて楽しかった。

プレデターの描き方もシリーズを通してかなり良かった。
プレデターの能力を一気に出さず、丁寧に1つずつ演出されていた様は、まるでプレデターの紹介ムービーだった。
シリーズファンとして、あぁ〜!これこれ!となる演出はもちろんのこと、今作で初だしの演出も多々あり興奮した。
プレデターが狩りをするシーンは結構むごいものの、観ていてかなり爽快で逆に楽しかった。プレデターが狩った獲物の返り血を浴びて襲ってくる表現はシリーズを通しても初めての演出だったと思うが、かなり新鮮味があって良かった。1700年代のプレデターになると、武器や見た目などが、どのように変化するのかもかなり見もの。シリーズと一緒だ!となるところもあれば、この時代はこんななんだ!と驚かされる点もある。

そしてコマンチ族の描き方も見事だった。武器は原始的でも、彼らは狩りのエキスパート。狩りのシーンはかなり見ものだった。プレデターとの戦いはどのシーンも興奮した。そして主人公のナル、なかなか狩りを成功させられなかった彼女が、成長していく物語は素直に応援できる。狩りの練習シーンなども良かった。

総括すると、プレデターの描き方が素晴らしい、ファンにはたまらない作品だった。
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