池

三大怪獣 地球最大の決戦の池のネタバレレビュー・内容・結末

三大怪獣 地球最大の決戦(1964年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

面白い!!!!!
今のところ昭和ゴジラの中で1番好き!
金星を滅ぼした宇宙怪獣キングギドラと、地球代表の怪獣たちが一時休戦して団結して闘うとか王道バトル漫画のそれでしかないんだ。
ただ今作、バトルがアツくて面白いというか、昭和ゴジラの独特な表現に思わず笑ってしまう。滑稽だが愛らしくてどこか切なさもある表現に、ゴジラたちのことが大好きになった。

ゴジラとラドンの喧嘩を止めるモスラ、そしてその喧嘩を通訳する小美人(小美人って言うんだ)、人間へのゴジラの悲痛な叫び、それを観た我々の気持ちを代弁する「わからずやってのは人間だけじゃないんだな」のセリフ。もう全てが完璧で好き。

そしてこのテンションを維持したまま突入するバトルシーンもこの映画の最大の見どころで、岩を投げるゴジラ、宙を舞うモスラ、尻尾を差し出すゴジラとそれにしがみつきまたも宙を舞うモスラ、極め付けのゴジラとラドンと連携したモスラの攻撃。もう全てが愛おしい。特に可愛いくてかっこいいのがモスラ。ゴジラとラドンが話を聞かないからって1人で立ち向かうのカッコ良すぎるって…そんなモスラを見かねて、仲直りしたわけでもないのに、ゴジラ・ラドンが助太刀するところが本当に愛おしい。「なにしてくれとんじゃああ(怒)」を感じて好き。

そして最後のゴジラとラドンのカット…
これが日本の特撮なのかと思い知らされた最高の作品だった。

特撮技術が作品ごとに上がっているのは勿論だけど、中でもキングギドラが凄かった。あれだけの可動域を表現する円谷プロ、、凄すぎる、、
池